物語りの始まりは、田舎にすむ女子高生(すず)の日常的な生活風景。
主人公すずは、幼い頃のトラウマにより人前で歌う事が出来ない。
そんな中、曲を作ることは大好きなすずが、スマホから簡単に参加できる
50億人が集うインターネットの仮装世界「U」と出会う。
現実世界では、のどかな高知県の風景に、細田守監督のお馴染みである夏の入道雲が、躍動感あふれて描かれている。
今回は川がテーマであり、川に反射して写る景色がすずの心境により、少しずつ変化しているところにも注目です。
一転して仮装世界「U」は、コンピュータグラフィックスの壮大な世界観が広がっている。
その世界にすずの架空のキャラである、ベルが思う存分に歌を奏でる。
その姿がミュージックビデオのように綺麗な映像です。
なぜか、ベルだけが衣装やビジュアルが飛び抜けて可愛いいのは、ディズニーのようで疑問ではありますが。
さらに、「U」の世界のキャラが大合唱するシーンは、音楽と映像が合わさって感動します。
この歌声は、コンピュータの合成では無く、3000人の本物の歌声を使っているところもこだわりの一つです。
映画を見た後に、テレビでこの映画のCMを観ましたが、画面のサイズも違うけど、あの映像の世界感が全然違います。やはり映画館で観ないと半減しますね。
ストーリーの終盤になって、現実と仮装世界が入り乱れてきます。
女子高校生がいきなり一人で遠出したり、偶然探している人に出会えたり疑問な点もありますが、総じて現代風なアニメでおもしろかったです。
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久々にアニメ映画を観ましたが、眠る事無く釘付けでした。
最後に子供向けの映画では無いような気がします。小学校高学年くらいからではないでしょうか?